テストで消化不良をあぶり出す。

個別化された”カリキュラム”は大きな武器ですが、カリキュラム自体を目的とした学習にならないように気をつけるべきです。計画通りに教材をこなすこと自体が目的になってしまう学習は粗雑になりがちです。現役時代の「消化不良」をもう繰り返さない。そのためには、既習問題を「解ける」状態にする手間を惜しむべきではありません。

漫然と講義を受講し、講座を進めたことに満足していては、自己満足の域を出ません。受け身で「講義」を受けているだけでは、脳みそは無意識のうちにさぼっているかもしれません。(脳科学的にも、脳は都合良く、できるだけ省エネしようとする性質を持っていることが明らかになっています)

週ごとに、また単元を先に進める度に、確認テストで理解度を確認します。現役時代に味わった、あの「消化不良」を一緒に乗り越えましょう。

01 「週テスト」で解けるを日常に

“ななよび” では、週単位の確認テストで学習範囲が「解ける」ようになったかを確認します。1週間単位で「わかった気になっていた」部分を炙り出し、「解ける」状態を作り出します。解けなかったら、進度を進めることより精度をあげることを優先させます。

英語語彙の週テストの一例

02 昇段試験としての「単元テスト

“ななよび”では新しい単元に進む際には、いわば昇段試験のように「単元テスト」を実施します。既習の単元について、「解ける」ようになっているかを確認します。習熟度が基準以下である場合には、進度を進めることより精度をあげることを優先させます。