医進コース

中3からの一貫教育(4か年)で医学部(歯・薬・獣)現役合格を目指す!

高校3年で受験対策に専念できるように、医学部進学において特に重要な「数学」・「英語」を強化するプログラムを中学3年生から始めます。中学3年生の1年間が最大の「稼ぎ時」です。医進生は、エキゼミ中学部の受講生の中から、試験と学習内容を加味して塾長が選抜し、責任を持って指導します。指導日・通塾回数などが通常生とは少し異なります。

英語・・・高校1年生終了時点で金沢大学に合格できるレベルに。
中3までに英語学習の「物差し」が作れるか!?が肝。

医学部受験か否かに関わらず、日本の大学受験で要となるのが「英語」であることは、大学受験を経験した親御さんなら誰もが身をもって感じていることでしょう。英語は「先取り」いう概念すら不要の教科です。中学3年生でも七尾高校3年生の上位3割に入る英語力の子はいますよね。全国のトップ層は中学卒業時点ですでに大学受験レベル(地方国公立大合格レベル)で英語が扱えます。特段、先取り学習などせずとも。中学時代からどんどん貪欲に語彙を入れて楽しい文章に触れ合えるチャンスができるので、メリットしかありません。幼児教育ならいざしらず、中学生用の英語の学習法・高校生用の英語の学習方法が別個にあるわけでもないのです。中3生であろうが、高校2年生であろうが、極論高卒生であっても、 大学受験に向けた英語学習のルートは一緒です。 であれば、部活がなくて、学校の学習内容が薄い中学3年生の1年を浪費しては勿体無いといえます。ましてや、英語の効果的な学習方法を高校生になってから知るのと中学生の間に習得しておくのでは、高校での授業や課題から効率的に学べるか否かが大きく異なります。

(中学校のテストで90点はとれてます、とか、英検準2級もってます、とかで、のこり3年ちょっとでトップ層と渡り合うだけの「英語」の準備ができているわけではないことを確認しておきます。英検準2級は中3はじめまでに持っておかねばならない、マストアイテムです。中学生の間に2級取得は最低ラインとしてお考えください。高校生になったら、英語に回す時間をふんだんにとれるのは、1年生までです。)

目安英語力英検
スコア
CEFR注力ポイント
中3春英検準2級レベル1800A2文型・不定詞
中3秋英検2級レベル1900A2語彙・構造分析
高1春高校入試90点レベル2000B1語彙・構造分析・文法
高1秋2200B1語彙・構造分析・文法
高2春金大一般学部合格レベルB2語彙・長文練習
高2秋英検準1級合格レベル2400B2長文読解・英作文
高3春帝大一般学部合格レベルB2大学別過去問・英作文
高3秋C1大学別過去問

英検スコア/CEFRに関して、また当塾の英検への取り組みに関しては こちら からご覧いただけます。

・中3終了時点の英文構造分析がこちら(→高1で全国模試、県内20番台の生徒)

・高2夏時点の英文構造分析がこちら(→京都大学へ進学)

・予備校生の英文構造分析がこちら(→大阪大学へ進学)

いかがでしょうか。中3生であろうが、高2生であろうが、予備校生であろうが、現役で医学部合格(他難関大学・難関学科)を目指すというなら、英語学習の「ものさし」は普遍です。構造をしっかり分析できる文法力・そしてなにより語彙力を全国レベルにまであげることにつきます。であれば、英語学習の「ものさし」を中学生の間に身につけ、高校で英語を立て直す「無駄な時間」を省きましょう。

うちの子、いまやっている英語学習法は正しいだろうか?ーチェックテスト編ー
□「visit」の意味言える?ー「訪問する」だよ!
□「here」の意味言える?ー「ここ」だよ!
□「go to school 」って言うのに「 go there」 は to がなんでいらないの?ー理屈はわからないけど、先生には気をつけるようにって言われてるよ!
英語の成績はある程度とれているが、上記のような反応が返ってきたら・・・
それは、まだお子さまがまなんでいる英語が「その」程度であるがゆえに、根本的な問題が顕在化していないだけなのです。英文が取り扱う内容のレベル、語彙のレベル、英文の長さが大学入試レベルになると、途端に「あれ、中学校まで英語得意だったのに・・・」と言い出す生徒や親御さんがいらっしゃいますね。大学受験英語あるある病は、読書体験などからストーリーイメージ力の高い生徒によくみられます。英語を読解しているのではなく、拾える単語からイメージを膨らませる力がなまじっかあるだけに、英語の根本的な問題に気付くのが遅れてしまうのです。むしろ、「高校1年生ですけど英検3級もありません。」「このまえの模試、英語の偏差値30台ですけど・・・」という生徒でも、正しい方法でアプローチすれば、2年以内で偏差値65オーバーまで持って行くほうが現実的です。中学3年生で英検準2級取得すること自体はもちろん立派ですが、言語学習として正しい方法で受験英語に取り組めているかは別問題であるという視点をもっておいていただきたいと思います。

参考動画 「自動詞」と「他動詞」って何?!
↑「自動詞」と「他動詞」を、動詞の役割として正しく理解し判断しているか?!は、中学生や高校生の英語の勉強効率に大きく影響します。 中学生から正しい英語学習のフォームづくりができているか、確かめてみてください。エキゼミの指導レベルを体験してみてください。

数学・・・高校入学までに数Ⅰ+A(教科書2冊分)を進研模試正解レベルに。
中3冬までに高校受験ガチ勢(泉丘)に負けない演習を確保したら、さっさと先取り!!

現役で医学部合格(他難関大学・難関学科)を目指すなら、先取学習は圧倒的に有利です。
下表からわかる通り、医学部受験は都市圏・地方の関係なく、中高一貫教育を実施している私立高校の独壇場です。
参考動画「名門中高一貫校のリアルな学習進度【差をつめろ】」はこちらからごらんいただけます。
(YouTubeにジャンプします。)

2021 国公立大学医学部医学科 合格者ランキング

順位中高一貫合格者数
東海(愛知)93
久留米附設(福岡)90
ラ・サール(鹿児島)79
洛南(京都)72
西大和学園(奈良)66
熊本(熊本)なし66
東大寺学園(奈良)61
愛光(愛媛)58
松蔭(東京)55
旭丘(愛知)なし55

高校数学先取りの圧倒的メリット

中高一貫校で高校数学を先取りする場合、教科書の内容を高校2年生で一通り学び終えた後に大学受験に備える時間がある事が大きなポイントです。これにより、以下のようなメリットが生じます。

① 一通り学び終えた時点での完成度が低くても、その部分を入試で必要とされるレベルまで理解と精度を上げるための時間がある

数学は全体像を知ることのメリットが計り知れないほど大きい科目です。「どんな感じの問題が出るのか」「どんな形でこの公式や定理が利用できるのか」ということを知ってからその分野の精度をあげるやり方が効率的です。そしてこの「どんな感じ」をしっかり把握するためには、数学Ⅲの全範囲の学習が終わっていることが何より大切なのです。基本的に医学部を含めた理系の大学入試であれば、数1Aの知識だけで解ける問題は出してきません。必ず数Ⅲ分野と組み合わせた問題で出題されます。そういった問題の性格を把握した上で、必要があればどうしてもと思うのであればその時点で1A2Bの復習に立ち戻ればいいと思います。


② 高三になってからの授業が復習となり、定着度が高まる

学校の授業が復習になりますので、まわりが予習で精一杯のところ。授業で扱われる範囲を手持ちの問題集で解きこむことも可能です。定期テストの範囲の問題集を解く時間に回すのもいいですね。周囲と差をつけることで模試や定期テストで良い結果を残すことができ、モチベーションアップにつながるという仕組みです。


③ 過去問を早めに解き始められる

①と一部内容が重複しますが、とりあえず基礎的な知識を全て知った後で、志望校の過去問を解いておくことで、これからの一年間でどれくらいのレベルを目指すべきなのかということを大まかに知ることができます。より効率的に得点を伸ばす具体的なイメージをもって高三の1年間を過ごせるわけです。

高校数学先取りの注意点(お約束ごと)

ここでは詳述しませんが、先取りによるデメリットが存在することは否定できません。が、「医進」コースでは、先取り学習による弊害の可能性を極力少なくするために、以下取り決めをもうけます。

① 高校入試ガチ勢と渡り合える数学の解き込みが完了した生徒が、高校内容を学習する。

目安は石川県の公立入試もしくは石川県総合模試で85%を安定して得点できる数学力です。また、当塾で指定する高校受験用の問題集を解きこむことも必要です。公立中学校のペースで学習していては、とてもではありませんが、高校入試ガチ勢(金沢泉丘・金大附属合格者)と渡り合える数学の解き込みのボリュームが確保できません。(「エキゼミ」オリジナル動画があるので、学校の授業の5倍濃度で速習できます。)

② 高校内容は参考書読み込みの上、添削問題を解いて提出する。

新規の高校学習内容のインプットは、単元別の参考書と「エキゼミ」オリジナル動画を基本とします。アウトプットは大いにこしたことはないですが、青チャートやFoucusGoldを手あたり次第に解くことは求めません。「進研模試」や「定期テスト過去問」を利用することで、各単元のポイントをついた学習習熟度を確認できますし、大学受験を意識した記述答案を作成するので、論理的に問いを定義し、また自分の考えを他人に伝える訓練にもなります。大学受験の指導が満足にできないのにプリントを先に進めるようなタイプの先取りは、高校数学においては「100害あって一利なし」ですので、注意してください。
習熟確認の目安ですが、進研模試であれば、基本方針を立ててある程正確に実行できれば次の単元へ進みます。七尾高校の定期テストであれば、7割程度が得点できるようであれば、次の単元へ進みます。

完璧とまでは言わずとも、ある程度は内容を理解したうえで次の単元にいかなければ元も子もありません。「医進コース」の目標スピードはあくまでも目安であって、個人差はでます。進度よりも単元理解を優先します。「医進コース」の目標である、高2で高校数学終了から遅れることがあっても、だからといって高校数学の先取りメリットがなくなるわけではありません。

中学3年生・2月時点での添削ノート、単元「三角比」

「数学の先取りは中3次第」

「医進コース」の目指す学習スピードを「公立(七尾)高校」・「中高一貫私立高校」を例に考えてみましょう。
注:表で示してある進度はあくまでも目安です。高校や学年によって、多少の前後があることをご理解ください。

中学2年生までの学習内容と、中学3年・高校生はそれぞれの学年の上半期・下半期の学習ペースでを色分けしました。

「医進」・「公立(七尾)高校」・「中高一貫私立高校」を例に。

・中3:4月〜8月 7・8月の使い方が肝。夏期講習を利用し、一気に中学数学を終了。
・中3:9月〜12月 冬季講習までに、ガチ高校受験(金沢泉丘・金大附属)勢に負けないように、たっぷりと高校入試数学を演習。全国高校入試問題や難関高校入試問題に挑戦して、図形や関数、整数問題への経験値をあげる。ここをおざなりにしたままでは、高校数学先取りをしても効果が薄くなる。
・中3:1月〜3月 いよいよ、高校数学を先取り開始。高校での1ヶ月の学習を1週間で進める。(参考書・当塾オリジナル動画利用)定期テスト7割、全国模試の過去問を利用した添削指導を行う。結果、高校の授業が本格するまでに、15ヶ月分の予習が終了。これで、中高一貫の高校に対してのタイムラグが1年→3ヶ月程度に一気に縮まる。
・高1〜高2秋 数学Ⅲ微積までの主な単元を網羅完了。
・高2冬〜 数学の比重が下がるので、理科教科の演習に時間をまわせる。
・高3春〜 数学・理科・英語に関して、早速第一志望大学の過去問を解き始めよう。

私立中高一貫コース・・・中学1・2年をスピーディーに、その分高校数学はゆとりをもって進める。高2夏に数学が終了するカリキュラム。高3の1年間は受験対策(数学・理科)にあてる。

私立中高一貫校は、中学1・2年で作った貯金をそのまま活かしているのです。ラ・サールなどは6年間ずっとすごいスピードで数学が進んでいるのではないか、という勘違いをされている方がいらしゃいます。公立に比べて爆速で進むのは(といっても、中学受験を乗り越えた生徒にとって、中学1・2年内容は楽勝レベルなので、生徒にとってはまったく”爆速”ではない)中学前半で、中学後半・高校の1年あたりの学習量は至って標準的(公立高校よりもゆっくりな場合もある)です。それでも中学時代につくった1年間の差が、そのまま大学受験に反映されるのです。

公立中高コース・・・高校入学後に大急ぎで進める。高3夏に数学終了。受験対策(数学・理科)は早くて高3秋からの半年間。

七尾高校などの地方公立高校では、ガチな高校受験で中学数学を解きこんだわけでもないごくごく平均的な生徒に、内容で言えばはるかに複雑で解き込みに時間を要する高校数学を”爆速”で進めるわけです。この時点でだいぶ効率的ではありません。七尾高校生より平均偏差値が20以上も上の生徒たちは高校の内容をゆとりをもって学習しているのに、それでいて、中学時代についた1年間のタイムラグが、そのまま大学受験に反映されてしまいます。地方公立高校に一定数いる地頭のある生徒たちが、私立中高一貫に通う同程度の能力をもつ生徒競い合うときにこの1年タイムラグが最後まで足を引っ張ることになります。容易に浪人できる環境があれば、それだけでも公立高校から医学科への合格者は増えるでしょう。

医進コース・・・中学3年の1年間にがっつり進める。高校入学までに数Ⅰ+A(教科書2冊分)を終了。高2後半からは数学⇨理科へシフト。高3の1年間は受験対策(数学・理科)にあてる。

七尾高校理数科に合格することから逆算しても、数学・英語で160点をとれば、残り3教科で150点あれば十分です。であれば、部活がない中学3年生の9ヶ月でどれだけ中高一貫校の同級生と差を詰められるか!を第一に考えて、効果的に有限な時間を使ってください

七尾高校へ進学を考える生徒さん(中3生)と保護者さまへのメッセージはこちら

理数科受験で、数学・理科・英語に傾斜がかからない石川県の高校入試を考えると、社会・理科を暗記して稼いだ得点で理数科に入ってしまうと、学校が始まり1週間後には落ちこぼれが確定します。社会・理科が不要とは申しませんが、使い方次第で医学部受験にとってかけがえのないアドバンテージを作りだせる中学3年生の1年間を英語・数学に全力投球し、国公立医学科現役合格4か年計画の1年目のスタートをきりましょう。

少子化で高校入試があってないような能登だからこそできるとれる戦略です。どうしても金沢泉丘の理数科に入りたければ、中学3年の1年間のほとんどを高校入試を突破するために使わなければなりません。300点ちょっとで入れる理数科だからこそ、中学範囲の学習に終始するのでは、もったいなさすぎます。高校3年では受験対策に専念できるように、医学部進学において特に重要な「数学」・「英語」を徹底的に強化&先取りしましょう。その環境にいまお子様がいらっしゃらないのであれば、ぜひエキゼミ「医進」コースへ挑戦してください。遠方の方はオンライン指導+月に最低2回のスクーリングで指導可能です。

高校入試のサポートのみを考えて塾を選ぶのなら、通塾にかかる時間コストなどで決めればいいと思います。
医学部受験するか否かに関わらず、大学受験の準備期間として高校入試を捉えるなら、使い方次第で医学部受験にとってかけがえのないアドバンテージを作りだせる中学3年生の1年間をどんな学習環境で過ごすかは、重要な選択になります。
1 いまの学習環境には、大学入試から逆算したカリキュラムがありますか?
2 いまの学習環境には、医学部をはじめとする難関大学受験の指導メソッドがありますか?
この2点において、当塾は能登地区において、絶対無二の存在としてのサポーターであり続けます。
エキゼミ「医進」→七尾予備校高校部で、戦略的に4年間を使ってください。

「医進」があれば高校までは自宅から。

医学科現役合格を目指す「医進」コースは、当然に全国レベルの中高一貫校の進度を意識しています。石川県では星稜高校が、富山県では片山学園が、教科書内容を高校2年生で一通り学び終える「先取り」を実施しています。が、中学から自宅を離れて大学受験だけに特化した6年間をすごさなくても、大学へ進学するまではご自宅から、家族との時間を共有しながら、部活にも全力でぶつかり、それでいて医学科現役合格を現実的に目指せるのです。もう、わざわざ金沢にでなくても、全国レベルの進学校に負けない環境で夢に挑戦できるのです。

中学3年の1年間を賢く使えば!(くどい)