能登半島地震をうけて(生存報告)


2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震により犠牲となられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された皆様と、そのご家族・関係者の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

今日現在(2024/1/9)、在籍するすべての生徒そしてスタッフの生存確認ができていることを報告いたします。(BEstudioななおパトリア教室・東進中学NET輪島校・志学舎・東進中学NET七尾駅前校・東進衛星予備校七尾駅前校・七尾予備校)

残念ながら、自宅を失ってしまった生徒も少なくありません。(輪島市・珠洲市・能登町に在住または実家がある生徒)大火により、生活や学習に必要なものはもちろんのこと、家族との思い出も一瞬にして大火で失ってしまった子供やその家族もいます。言葉もありません。また祖父・祖母を失った生徒もおります。失ったものは2度とかえってはきませんが、逆境に負けず逞しく未来を切り拓く「若い力」を、私たちは信じて、育てます。

現在、中学生・高校生あわせて13名が避難生活をしております。東進衛星予備校七尾駅前校、七尾予備校、志学舎ともに建物は健在ですが、水道が稼働しておらず、営業しておりません。 生徒が大目標としてきた共通テスト直前に、この災害に見舞われたことに心を痛めています。 ただ、不安が続く日々の中でも、生徒は誰一人諦めずに懸命に前を向いて励んでおります。

代表熊野自身、本試験にむけて生徒を3回にわたって脱出させました。生徒たちは国際観光ホテルホテル日航金沢ヴィアイン金沢など石川県・富山県内の6箇所のホテルに分散して共通テストに向けて準備を進めています。また、地縁をたよって石川を一時的に離れた生徒を含め、石川県・富山県の東進衛星予備校9校舎に加え、九州・関東・東海・近畿の5校舎で生徒を受け入れていただいております。全国で被災した高校生に手を差し伸べてくださっている東進ファミリーに心より感謝申し上げます。加えて、ホテルの手配に尽力いただきましたスタディハウスの辰村社長、そして何度となく被災した生徒やその家族に、心のこもった温かい食べものを提供してくださったご当地ラーメン巡さんの廣田社長にも重ねて感謝申し上げます。

小・中学生や高1・2年生の学習面のケアも気になるところですが、まずは第1フェーズとして大学受験学年の共通テストに向けたケアを第一に考えて行動します。第1フェーズの進捗次第で、下級生のケアをしっかりしていく所存です。高校受験を控える中学3年生には、年明けに冬季講習すらおこなえず心細い思いをさせていること、申し訳なく思います。中3・高1・高2生には、2週間程度、登校できない・授業がないを補ってあまりある反攻サポートを約束します。

各校舎の再開に向けての取り組みは、HPで随時更新してまいります。